植物工場を始める前に、弱いところを先に知っておきたい。
導入を考える方ほど、そう考えられます。

結論からお伝えします。植物工場のデメリットは、初期費用・電気代・売り先の3つに集まります。
当社GPFは、東京都港区と大阪市福島区を中心とした約1,000件のレストランとの取引と、自社の受発注の仕組みをお渡しすることで、いちばん大きい「売り先」の不安を先に埋めています(2026年10月時点)。

この記事では、植物工場のメリット4つと、始める前に知っておきたいデメリット7つを、当社がそれぞれにどう手を打っているかとあわせてお伝えします。

結論:デメリットの多くは「初期費用・電気代・売り先」に行き着く

植物工場の弱点として挙がることは、たくさんあります。
けれど一つずつ見ていくと、ほとんどが3つのどれかにつながっています。

  • 初期費用:設備を買うお金が先に出ていく
  • 電気代:LEDで光を当てるので、毎月かかり続ける
  • 売り先:作った野菜を、利益の出る値段で買ってくれる相手がいるか

この3つのうち、いちばん重いのは売り先です。
設備は買えば手に入りますが、売り先はお金を払っても、すぐには手に入らないからです。

その前に、植物工場ならではの良さも整理しておきます。

植物工場のメリット4つ

1. 天候に左右されない

室内で育てるので、雨や日照りなどの天候に左右されません。
畑の野菜が天候で不安定な年でも、同じように育てられます。

2. 一年中、出荷できる

季節に関係なく、年間を通して安定して出荷できます。
季節で出荷が途切れにくいのが強みです。

3. 在庫を抱えずに済む

当社の仕組みでは、受発注をもとに生産します。
注文に合わせて作るので、売れ残りの在庫を抱えずに済みます。

4. 売り先の近くに置ける

小型ユニットは8畳間ほどの広さ(長さ4.5m×奥行2.5m×高さ2.5m)に置けます。自宅の一室、空き店舗、倉庫、レストランの厨房裏、カフェの一角なども設置先になります。
当社の代表が運営する大阪・梅田のレストラン「ガレリア梅田」では、店の植物工場が15年動いています。

レストランの店内に吊るした栽培棚で、LEDに照らされて育つ葉物野菜

では、弱いところはどうでしょうか。
ここからは、よく言われるデメリットを7つ取り上げます。

デメリット7つと、当社の手当て

デメリット1:初期費用がかかる

設備を買うので、最初にまとまったお金が要ります。
当社の価格は、整備済みの中古が165万円から、小型が250万円から、大型が400万円からです(2026年10月時点)。

正直にお伝えすると、新規開業の実例は約300万〜367万円で、中心は350万円前後です。「250万円から」という表記だけで計画を立てず、350万円前後を目安にしておくと、計画に無理が出にくくなります。

デメリット2:電気代がかかり続ける

太陽の代わりにLEDの光を当てるので、電気代は毎月かかります。
当社のユニットは、LEDと野菜の距離を27cmまで詰めて、電気代を抑える設計にしています。月々の金額は台数や電気料金で変わるため、ご相談の際に条件に合わせて試算します。

デメリット3:作れるのは葉物野菜が中心

当社の植物工場で育てるのは、葉物野菜が中心です。
小型ユニットでは、フリルレタス・バジル・ルッコラなど、葉物野菜を数十種類育てられます。大型ユニットでは、機能性野菜やエディブルフラワーなどにも広げられます。

何を作るかは、売り先に合わせて決めるのが大切です。当社では、お客様の販売先に合わせた品種の選び方もご提案しています。

LEDの栽培棚で育つ、赤い花をつけた植物

デメリット4:売り先がないと赤字になる

7つの中で、いちばん重いのがこれです。
植物工場で野菜を作ることはできても、利益の出る値段で買ってくれる相手がいなければ、赤字が続きます。

大手の植物工場は量で勝負して、原価割れで次々と撤退しました。当社は高級野菜だけに振り切り、味で勝負して15年続けてきました。
日本の時計やカメラが、量産ではなく高級品で残ったのと同じ流れです。

そのうえで、当社は売り先の仕組みごとお渡ししています。

  • 約1,000件の高級レストランとの取引(東京都港区・大阪市福島区が中心)。お買い求めの方には、その一部に接続いただけます
  • 自社の受発注の仕組み。レストランがスマホから直接発注し、火曜・金曜の週2回、1パックから送料無料でお届けします
  • 「契約が取れるようになるまで」の販売指導。営業の話し方、メニューの提案、価格表の作り方、サンプルを出すタイミングまで。期間に区切りはありません

詳しくは販売支援のページにまとめています。大手が撤退してきた背景は、大手の植物工場が次々撤退する中、なぜ小さく始める方が続くのかで詳しくお話ししています。

デメリット5:光の当て方に技術が要る

同じLEDでも、光の当て方で野菜の味は変わります。
ここが、植物工場の技術の中心です。

当社は、日亜化学製の野菜生産用の特殊LED素子を使い、苦節2年の試行錯誤で光の当て方を確立しました。代表の池田が、ピザ生地づくりで身につけた「美味しさは科学だ」という手つきを、そのまま光の使い方に持ち込んだものです。
この部分は当社のノウハウの核なので、一般には公開していません。詳しくは技術のページをご覧ください。

お買い求めの方には、バジルやフリルレタスなどから段階的に覚えていただく栽培カリキュラムと、30日間の試運転での並走をご用意しています。

デメリット6:故障や手入れの手間

設備なので、故障や日々の手入れの心配はあります。
当社の保証は、主要部品が1年、LEDモジュールが2年です。修繕用のパーツを常にストックしていて、故障したときはすぐに対応します。

水耕栽培で気になる藻は、完全遮光式のソケットとドライ設計で、発生しないようにしています。気温・湿度・水質は、スマホから確認できます。

配管とLEDを組み込んだ栽培棚が並ぶ植物工場の室内

デメリット7:補助金を前提にした計画は崩れやすい

「補助金が出るなら始めよう」という計画は、出なかった瞬間に崩れます。
当社のお客様で、個人のスモールビジネスとして新規開業された方の補助金の採択事例は、これまで0件です。

ですから当社は、補助金なしで成り立つ価格にしています。すでに農業をされている方は、助成金の対象になる可能性がありますので、ご相談ください。

植物工場が向いていない方

ここまでの7つを踏まえて、正直にお伝えします。
次のような方には、当社の植物工場は向いていません。

  • ビジネスとして大きく稼ぎたい方
  • 短期で投資を回収したい方
  • 補助金があることを前提に事業を組み立てたい方

植物工場は、黒字にするのが簡単な業界ではありません。
「3年でも回収できれば良い」と捉えられる方が向いています。スモールビジネスとして始める場合は、月の売上25万円・利益10万円、回収2〜3年が現実的なラインです。

植物工場の仕組みそのもの(太陽光型と人工光型の違いなど)から知りたい方は、植物工場とはもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 植物工場は、大規模でないと儲からないのでは?

A. それは、量で勝負する場合の話です。高級野菜に絞れば、小さな規模でも採算は取れます。当社の小型ユニットでスモールビジネスとして始める場合、月の売上25万円・利益10万円、回収2〜3年が現実的なラインです。

Q. どんな野菜が作れますか?

A. 小型ユニットでは、フリルレタス・バジル・ルッコラなど、葉物野菜を数十種類育てられます。大型ユニットでは、機能性野菜やエディブルフラワーなどにも広げられます。販売先に合わせた品種もご提案します。

Q. 電気代の目安を教えてください。

A. 台数・育てる野菜・地域の電気料金で変わるため、一律の金額はお出ししていません。ご相談の際に、お客様の条件で試算します。

Q. 失敗するリスクは、どう減らせますか?

A. 室内で育てるので天候に左右されず、受発注をもとに作るので在庫を抱えずに済みます。栽培については、30日間の試運転、遠隔でのデータ確認、当社の並走で支えます。

メリットとデメリットを、ご自身の条件で確かめる

植物工場のデメリットは、どれも「ない」わけではありません。
大切なのは、それぞれに手が打てるかどうかを、始める前に確かめておくことです。

植物工場・野菜工場のご相談は、大阪・山梨を拠点に全国対応のGPF株式会社まで。
事業化シミュレーションは無料です。代表の池田が直接対応します。

ご予算がまだ決まっていない方も、フォームのご予算で「未定・相談したい」をお選びいただけます。ご相談カテゴリは「植物工場事業化ご相談(無料)」をお選びください。
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