植物工場を始めるのに、いくらかかるのか。
導入を考え始めた方が、最初に確かめたいことだと思います。

結論からお伝えします。当社GPFの植物工場の費用は、整備済みの中古が165万円から、小型の新品が250万円から、大型が400万円からです(2026年10月時点)。新規開業の実例は約300万〜367万円で、中心は350万円前後になります。

この記事では、3つの価格帯の違い、実際の新規開業の実例4件、初期費用のほかにかかるもの、そして何年で回収できるかまでを、当社の数字でお伝えします。

結論:植物工場の費用は、3つの価格帯で考える

当社の植物工場ユニットは、中古・小型・大型の3つです。
どれを選ぶかで、費用の大きさが変わります。

種類 価格(2026年10月時点) 向いている始め方 特徴
中古ユニット 165万円〜 スモールビジネス(趣味の延長・備え)/予算を抑えたい方 返却された機体を当社で整備。在庫は不定期
小型ユニット 250万円〜(新規開業の中心は350万円前後) スモールビジネス/飲食店併設 8畳間相当(長さ4.5m×奥行2.5m×高さ2.5m)に置ける
大型ユニット 400万円〜(複数台で数千万〜数億円) 企業の新規事業/水耕栽培からの乗り換え 必要なスペースは応相談

いちばん多いのは、スモールビジネスとして始める方です。
その中心になるのが、小型ユニットです。

中古ユニットは、用途の変更や事業の見直しで返却された機体です。当社でLED素子の状態や消耗品を確かめ、必要に応じて部品を交換してからお渡しします。ジャンク品ではありません。
ただし在庫は不定期で、保証は状態による条件付きになります。

各ユニットの仕様は、中古ユニット・小型ユニット・大型ユニットのページにまとめています。

では、「250万円から」の小型ユニットで始めた方は、実際にいくら払ったのか。
ここに、表示価格との差があります。

「250万円〜」でも、新規開業の実例は約300万〜367万円

正直にお伝えします。
小型ユニットは「250万円から」と表記していますが、新規開業の実際は350万円前後が多くなります。

当社で新規開業された方の実例を、4件挙げます。

実例 総額 始め方
滋賀県(個人) 367万円 スモールビジネス
千葉県松戸市の飲食店 314万円 飲食店併設
神戸市のカフェ 330万円 飲食店併設
奈良の飲食店 約300万円 飲食店併設

4件とも、250万円ちょうどではありません。
お見積もりは、ご希望のモデル・台数・設置の仕様が決まった段階で確定します。

ですから、予算を考えるときは「250万円」ではなく「350万円前後」を目安にしておくと、計画に無理が出にくくなります。

青いトレーに並んだ葉物野菜の苗を、LEDの栽培棚で育てている様子

総額が見えたところで、もう一つ気になるのが、始めたあとにかかるお金です。

初期費用のほかにかかるもの(電気代・修繕・保証)

植物工場は、置いて終わりの設備ではありません。
毎月の電気代と、設備の手入れがかかります。当社がどう抑えているかを、項目ごとにお伝えします。

電気代

植物工場はLEDの光で野菜を育てるので、電気代がかかります。
当社のユニットは、LEDと野菜の距離を27cmまで詰めることで、電気代を抑える設計にしています。

月々の金額は、台数・育てる野菜・地域の電気料金によって変わります。
一律の金額ではお出ししていません。ご相談の際に、お客様の条件で試算します。

修繕と保証

保証は、主要部品が1年、LEDモジュールが2年です。
修繕用のパーツは常にストックしていて、故障したときはすぐに対応します。LEDは、2年の保証期間が過ぎたあとも使い続けられます。

栽培の水まわりでは、完全遮光式のソケットとドライ設計で、藻が発生しないようにしています。藻の掃除の手間がかからない分、日々の手入れが軽くなります。

立ち上げの期間

設置のあと、30日間の試運転があります。この期間は当社が並走します。
栽培が初めての方には、バジルやフリルレタスなどから段階的に覚えていただく栽培カリキュラムをご用意しています。

栽培棚で育つバジルと、「バジル」と書かれた名札

では、こうしてかけた費用は、何年で戻ってくるのでしょうか。

何年で回収できるか(売上25万円・利益10万円の場合)

スモールビジネスとして始める場合、回収は2〜3年が現実的なラインです。
目安は、月の売上25万円・利益10万円です。

計算してみます。
月10万円の利益が続けば、1年で120万円。250万円なら約2年、350万円前後なら3年ほどで届く計算です。

始め方 回収の考え方
スモールビジネス 2〜3年が現実的(月の売上25万円・利益10万円が目安)
飲食店併設 投資の回収より、お店の差別化や客単価の向上に効くことが中心
企業の新規事業 年商億単位を目標に、段階的に広げる

飲食店併設については、正直にお伝えしておきます。
店内に植物工場を置いても、集客が大きく増えるとは言い切れません。当社の経験では、お店のこだわりを見せる、取材やSNSで話題になる、といった本業を伸ばす効果が中心です。

当社は、栽培を勘ではなく数字で組み立てています。
代表の池田は、ピザ生地づくりで「美味しさは、感覚ではなく科学だ」と気づきました。変数を一つずつ動かして記録する同じやり方を、植物工場の光の使い方に持ち込んでいます。

一方で、短期で回収したい方や、ビジネスとして大きく稼ぎたい方には、当社のスモールビジネスは向きません。
「3年でも回収できれば良い」と捉えられる方が向いています。

LEDに照らされた栽培棚で、フリルレタスなどの葉物野菜が育っている様子

補助金を当てにしない価格にしている理由

「補助金を使えば、もっと安く始められるのでは」と聞かれることがあります。

当社のお客様で、個人のスモールビジネスとして新規開業された方が補助金に採択された事例は、これまで0件です。
補助金が出る前提で計画を立てると、出なかった瞬間に計画が崩れてしまいます。

ですから当社は、補助金なしで成り立つ価格にしています。
165万円・250万円・400万円という価格は、自己資金で始めることを前提にした数字です。

ただし、すでに農業をされている方(水耕栽培からの乗り換え)は、助成金の対象になる可能性があります。該当しそうな方は、お問い合わせの際にお知らせください。

どの始め方が自分に合うかを先に知りたい方は、植物工場は個人で始められるのか。400万以下から動いた4パターンの始め方もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 中古ユニットは、いつでも買えますか?

A. 在庫は不定期です。返却された機体を当社で整備してからお渡しするため、時期によって在庫の有無や状態が変わります。保証は状態による条件付きです。まずはお問い合わせください。

Q. 電気代は、月にどのくらいかかりますか?

A. 台数・育てる野菜・地域の電気料金で変わるため、一律の金額はお出ししていません。当社のユニットは、LEDと野菜の距離を27cmまで詰めて電気代を抑える設計です。具体的な金額は、事業化シミュレーションで試算します。

Q. 栽培が初めてでも大丈夫ですか?

A. 30日間の試運転は当社が並走します。バジルやフリルレタスなどから段階的に覚えていただく栽培カリキュラムがあり、気温・湿度・水質はスマホで確認できます。

Q. 補助金は使えますか?

A. 個人のスモールビジネスで新規開業された方の採択事例は、これまで0件です。当社は補助金なしで成り立つ価格にしています。すでに農業をされている方は、助成金の対象になる可能性がありますので、ご相談ください。

まずは、ご予算に合わせた事業化シミュレーションから

植物工場の費用は、選ぶユニットと置く場所で変わります。
表示価格だけで判断せず、ご自身の条件でいくらになるかを確かめてから決めていただくと安心です。

ご相談から契約までは、次の順番で進みます。

  1. お問い合わせフォームからのご相談
  2. 代表の池田からのお電話
  3. オンライン面談
  4. 個別のご案内(大阪・梅田の本社ショールーム、または山梨工場)
  5. ご契約
  6. 設置と30日間の試運転
  7. 栽培指導・販売指導の開始

植物工場・野菜工場のご相談は、大阪・山梨を拠点に全国対応のGPF株式会社まで。
事業化シミュレーションは無料です。代表の池田が直接対応します。

フォームのご相談カテゴリは「植物工場事業化ご相談(無料)」を、ご予算は「165〜250万円(中古機メイン)」または「250〜400万円(新規開業の中心)」など、近いものをお選びください。
お問い合わせフォーム(事業化シミュレーション無料)はこちら